元々、僕の料理人デビューはピザ職人からでした。
料理の勉強のため大阪にわたり、親戚のおばさんに連れて行ってもらった老舗イタリア料理に感動し
そのままそのお店に頼み込んで雇っていただき、ウェイターと皿洗いを経て晴れてピザ職人として働きました。
開店と同時に行列ができその店の名物のピザは飛ぶように売れていきます。
17時に開店して夜中の2時までひたすら焼き続けていました。(あまりにきつくて後に逃亡します)
今流行りの石窯と薪で焼くようなスタイルのピッツァではなく、ガスのオーブンで焼く昔ながらのピザです。
実はアマッザも20年ほど前にはピザを出していました。
ただ、その頃には僕の勉強したそのお店もなくなり、石窯で焼くピッツァがどんどん拡大していっているのを感じ
もうこのスタイルのピザは流行らなくなっていくんだろうな、と思い販売を終了することに決めました。
沢山の方から猛反対されたのをよく覚えています。
それから十数年、現在オーダーを受けてから生パスタを打っていると「これってピザ職人みたいだよな」と、ふっと思い出すのです。
今やピザと言えば石窯が当たり前、だけどそうじゃないからと言って
自分が美味しいと思って作っていた料理を、なかったことにするのは違うんじゃないか、と思うようになりました。
というより、もう今のアマッザの料理はあまりにもアマッザ的で当たり前の料理はほとんどないのですから。
一般的にどうとか流行りのスタイルとか、それはもう全然アマッザ的じゃない事に気づきました。
なのでピザ職人中村復活します。
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アマッザスペシャル 2200円
自家製のサルシッチャとゴルゴンゾーラとモッツアレラチーズ、アマッザオリジナルの復刻
自家製ベーコンとチェダーチーズ 2200円
自家製のベーコンとチェダーチーズで作るカジュアルなピザ
クワトロフォルマッジオ 2800円
ゴルゴンゾーラ、モッツアレラ、チェダー、仕上げにふわふわのグラナチーズ
ヴェスビオ火山風 3000円
生地は1,5倍、ソースとチーズは2倍のボリュームたっぷりの最もおすすめのピザ
モッツアレラ、チェダー、パルメザンの3種のチーズ、
ニンニクとシラスの唐辛子漬けを加えたマリナーラソースをたっぷり